ジーンズ廃材タピストリー[SAKURADAstreet]		ネクタイ廃材等差織りバッグ

企画から３年越しで取り組んでいた『裂き織り大全』がようやく完成しました。
私にとって25冊目となるこの本は、材料集めや産地の取材など作品制作以外の時間がとても
かかるものでした。

かつての日本の裂き織りは、木綿の育たなかった寒冷地に北前船が運んだ襤褸(ボロ)を大切
にする生活の知恵から広がりました。

今の裂き織りの材料は、着ることのない着物であり、工場の廃材であり、あるいは裂き織りと言う
技法で表現する作品をつくるために新しい布を手に入れて裂いたりなどいろいろです。
目的に違いはあれ同じ材料は手に入らないので、今回の本のすべての掲載作品は
ほぼ一点です。
それぞれその端切れを生かしたからこそできる作品